ビッグ・エストップ > ビッグ・エス いろは記事一覧 > #001 空腹は最高のスパイスだ!朝食で元気をチャージしよう!
2020年04月21日
お腹が減って朝目覚めることはありますか?おなかがグーと鳴るのは体の中で、胃が収縮してお腹のお掃除をしているサインです。空腹は最高のスパイスだという言葉のように、体が食べ物を美味しいと食べるための準備をしているのです。
そして食事は何よりも、おいしいなと思いながら食べることが大切です。リラックスした中で食べることは消化と吸収にも良い影響をもたらします。「きちんと食べる」ことを意識するとさらに良くなります。
ご飯やパンに合わせて、おかずを一緒に食べることがおすすめです。特に、おかずになる豆・乳・卵やバナナは幸せホルモンといわれる「セロトニン」の材料になる「トリプトファン」が含まれています。また副菜やスープを一緒に食べることで、食べ物がもつ栄養の吸収力が発揮されやすくなります。このように朝ご飯を意識することで、一日の体のリズムが整えることができます。
ジューと焼けるお肉の音や、コトコト炊ける煮物の音・・・想像しただけで、美味しそうな香りが漂ってきます。そのお肉や煮物に香味野菜の薬味を添えると、香りから食欲とリラックス効果につながります。ポイントはレモンの皮に含まれる香り成分のリモネンです。美容効果や生活習慣病への効果も期待されています。焼いた魚や肉にひと絞りしてみてはどうでしょうか。
また、薬味の代表であるねぎや生姜、紫蘇、パセリ、ハーブ等を取り入れることで栄養の吸収や防腐作用が含まれています。いつものおかずも少しオシャレに見えるとうれしい気分になります。香りが良く、ひと手間かけるだけで香りが良く、栄養の吸収も助けてくれる薬味も取り入れてみませんか。
おなかの活動をサポートするツボ
食事だけでなく、おなかの活動のサポートも大切です。
足三里は、ひざの外側でお皿の下から指4本分下がった部位で、いちばんくぼんでいるところです。昔から足三里にお灸をすえることは、疲労回復につながると考えられています。なお、内臓の調子を整えるには、ツボを圧迫するより、お灸のほうが効果的です。熱さを感じるまで何個かお灸をすえてみましょう。
参考書籍
・時間栄養学 香川靖雄編著
・Newton 別紙体の科学知識 高森康雄
"ツボ" についてアドバイスいただきました。
伊藤和憲先生
明治国際医療大学 鍼灸学部教授
明治鍼灸大学大学院(現 明治国際医療大学大学院)博士後期課程修了 博士(鍼灸学)
この記事を書いたのは
株式会社ザ・ビッグスポーツ 健康開発部
管理栄養士 橋本真味
プロフィール
女子栄養大学栄養学部実践栄養学科卒業後、管理栄養士資格を取得。
認定こども園にて、離乳食から幼児食、食物アレルギー対応の給食づくりを行う。子どもたちの「食べることが楽しい、ワクワクする食空間」を目指し、食育部門を担当する。
現在、「食を通して体と心がワクワクする健康サポート」を目指し、セミナー等を担当する。